FOMCで利上げペースの折り込みは変わるのか

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金融引締+不景気で株はダメっぽいですが、現在の債券市場を見ると利上げを折り込みすぎに見えます。

現在、2022年12月までの利上げは7回が市場に織り込まれています。

このペースは12月FOMCで示されたSEP(ドットプロット)の利上げペースよりも早いです。

CNBCサーベイでは2022年は1.4%なので5回利上げの予想です。

FMサーベイでは4.4回の予想です。

FOMC前の現在の2年債利回りは1.85%を超えています。1年金利と2年金利の差が大きいということは、激しい利上げが織り込まれていることを意味します。

1y1y(雑に言うと2023年3月16日から2024年3月15日のFFレートの平均)は2.5%です。

10年金利は2.15%です。長期金利は短期金利の積分と考えることができるので、2.5%のような利上げは行き過ぎているように思います。もちろん長期債の買い手が正しいという保証はありませんし、QTなら長期金利は上がるとかいう話も一度無視します。

ここまでの話をまとめると、
①2023年にはFFレートが2.5%になるような早い利上げが織り込まれている。
②10年金利は2.1%程度でFFレートが高止まりするような金利にはなっていない(もしくは高い金利をFEDは長期間で維持できない)。

というまとめ方になります。なら、疑問点は

①早い利上げは行われるの?
②FFレートの高止まりはあるのか?

という部分だと思います。

利上げは景気が強いときに行うものですが、経済指標を見ると景気の落ち込みのほうが心配になります。火曜日に発表されたNY連銀製造業景気指数は予想7に対して、結果-11.8で悪かったです。

NY連銀製造業景気指数

欧州でもウクライナ問題で景気は微妙に思います。3月のZEW景況感指数(ドイツ)は予想10に対して結果-39.3で大スベリしています。

ZEW景況感指数

不景気の予兆は見えています。不景気により雇用がゆるくなることでで賃金上昇圧力も弱くなることが期待できると思います。しかし、景気が悪くなる予兆出ているのでスタグフレーションが気になります。

不景気が見えているのだから、ここは一度利上げのペースを落とすor様子見とすることで、自然とインフレ圧力がなくなるのを確認すればいいのではないでしょうか。ウクライナの戦争を理由に利上げペースを落とすという理由も見つかりましたし。

ただ、利上げ始まるのに全力で株買っても大丈夫かと聞かれたら、全然同意できないので半身で乗るくらいが丁度いいのかもしれません。スタグフレーションを考えたら強気にもなれません。

しかし、短期的には利上げペースが下がるとすれば、押し目買いくらいなら大怪我はしないんじゃないかと思いました。