リセッションは来るのか?

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ウクライナとロシアが戦争をして、ロシアのエネルギー資源の供給がストップしました。そのためWTI原油価格は期近限月で一時は130ドル、ブレントは138ドルまで上昇しました。

当たり前ですが、原油価格の高騰はガソリン価格の高騰にもつながるので、車での遠出を控えて景気が落ち込むことに繋がります。

しかし、原油価格の高騰がリセッション入りを引き起こすと言われてもあまり説得力を感じません。前年比で見れば価格上昇の勢いは強いように見えますが、1バレル100ドルくらいの価格は2010年代前半にあって、その時はリセッションに至っていません。

WTI原油の長期チャート

原油価格だけで将来リセッション入りを予言するのは無理があります。なので他の数字をチェックしてみます。

今現在,何がおかしいかと言えばインフレ率です。2月のCPIインフレ率は7.9%で1980年代以来の数字になっています。エネルギーと食品の価格変動を除いたコアの数字でも6.4%で、FEDがターゲットとしている2%からは外れています。

インフレの原因の1つがエネルギーの価格なのは確かですが、他にも犯人がいます。それは、①中古車価格②食品③家賃だと思います。①②の価格はブレが大きく、ずっと中古車価格が高いままというのは考えにくいです。ずっとサプライチェーンの問題が解消されないことはありません。①②の価格は上下しやすいです。しかし③の家賃は一度上がると下がりにくいとされています。

家賃の上昇は可処分所得も下がるので景気の悪化にも繋がります。ガソリン代のように節約することができません。

CPI、前月比、1月まで
CPI、前年比(1月まで)

家賃の上昇を抑えるには、不動産価格の上昇を抑える必要があるように思いますが、自分には確信が持てません。リーマンショックで住宅価格が下がっても、帰属家賃はたいして下がりませんでしたから。どちらかと言えば、インフレが来るので家賃が上がっていると言われたほうが納得感があります。

次に気になるのは、ウクライナやインフレなどの不透明感から採用をしぶったり、設備投資をしなかったりする影響です。これは個人的にはしっくり来る説明だと思いますが、日々の経済指標をチェックすることでしか確認することができないのでなんとも言えません。

結局リセッションが来るシナリオで有力なのはスタグフレーションな感じになるのでしょう。インフレが高いまま景気が悪くなる1970年代のパターンで、その時は短期金利を上げて景気の息の根を止めてインフレを殺したので、今回も同じ様になると考えることができます。目の前に利上げが迫っているのでそう考えがちですが、市場の織り込みをみてもヤバい利上げが来るようには一切思えません。

じゃあ何が起こると思っているのかと言うと、①2022年の利上げは4回以下②原油価格は景気悪化で需要減により80ドルくらいで横ばい③企業が採用をしぶる事で雇用はゆるみ、賃金が下がり、インフレ圧力が低下する④帰属家賃は景気悪化とともに正常になる⑤株価は2022年で今のレベルで横ばい⑥リセッションは来ない

そんな妄想で後は年末まで全裸待機