パウエル続投で利上げペース加速の理由

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金利の動き

米国債は2~7年が全てコロナ後から最も高い利回りまで急騰した。つまり2~7年の債券が売られています。

長期金利は急騰と言うほど急騰しなかったが上昇しました。これが原因でハイパーグロース株が売られる事はないと思う。

利上げの織り込み具合は(自分の取ってるデータで申し訳ないが)、寄り付き前と引け後で比較してみると、「1年後を起点として1年間の金利(1Y~2Y)」は0.1%も上がっています。(6M~1Y)の米金利は0.265%から0.302%まで上がっています。それより短期側が上昇していないのを見ると、半年から1年後に利上げをする織り込みもされています。ついでに長期金利も上昇しています。

つまり、利上げはペースの早期化の織り込みと、利上げの上限も上がっている織り込みの2つが同時に起こっりました。

パウエル続投で利上げペースが早まる理由

昨日の寄り付き前9時に、WHからパウエル続投が発表されました。これ自体は特別なサプライズではなかったと思います。

パウエル自身はFRB議長をもう一期やりたいという気持ちが強いのではないかと思います。というのも、パウエルが緩和策を続けているのは、民主党の左派勢力と呼ばれる人に好印象です。そのような人たちから支持を得ることを目的として、現在の緩和策を維持し続けていた、という見方があります。

しかし、一度続投が決定してしまえば緩和策を続けるインセンティブはパウエルにありません。後は純粋にFRB議長としてインフレ対応の采配が良かったのか悪かったのかを評価されるようになります。そうなれば、足元で強まり続けているインフレに対応する形で、早期利上げを打ち出す可能性が考えられます。もちろんあからさまに手のひらを返す事はないと思いますので、少しづつ修正する形になると自分は思っています。

そういう理由で、利上げペースが昨日一日で早まったのは、自分としては当然の結果に思えます。

ナスダック100指数はテクニカル的に悪化

ナスダック100指数の場中の1分足を見ると、月初の高値16454.48をサポートラインとして一度反発したものの、引けにかけてサポートは働きませんでした。これでテクニカル的には悪化。できるだけ早く16454.48を上回る必要があります。

S&P500はテクニカル的な動きは見られなかったように思います。

ついでに米国のハイイールド債ETFを見ても、昨日の動きはかなり大きい。ハイイールド債は償還まで平均して4~5年なので、5年債の利回りが上がれば、ハイイールド債の利回りも上がります。

ハイイールド債がなぜ重要かと言うと、これが下がれば、ハイグロが下がる理由になるから。

それにしても、ハイグロが売られて、オールドエコノミーに流れる理由はなかったように思います。でも結果だけで見れば、
パウエル続投→利上げ織り込み→ハイグロ下落オールド上昇
だから、キッカケは明らかにパウエル続投だと思う。

もしかすれば、ブレークイーブン低下、実質金利上昇での金利上昇で、金融引き締めが強すぎて景気後退懸念から悪い金利上昇で売られたと考える方がいいのかもしれない。