最近のハイグロースをチェック

2021年7月7日未分類

対SPYで見れば、5月中旬を起点としてグロース株がバリュー株をアウトパフォームしています。特にIPOして若い企業が強かったです。

しかし、IPO系の銘柄が強かったからと言って、小型株が強かったわけではなく、大型グロースが強かったです。はっきり言えばGAFAMが強かっただけという話に落ち着きそうに思う。

CRWD

決算◎ 売上高成長率+55% FWD EPSは+0.39ドルで、時価総額59Bドル。

5月初頭を底にして新高値を更新する展開。7/6に出来高を伴って上昇しました。。

チャート的にも良いがかなり割高。低金利なら今のバリュエーションも許されるが、金利上昇や決算のささいなミスで売られる状態。グロース株には新高値なら買いの鉄則があるので売りにくい。

ZM

決算◎ 売上高成長率+50% EPS4.68 時価総額114Bドル

5月中旬を底にして上昇。新高値は588ドルなので、まだ先の長い話。

バリュエーション的には、PSRは2019年と同じレベルまで下落している。FWD PERで見ても87.2倍なので、EPSがどれだけ大きくなるかが重要になると思う。売上高成長と同時にEPS成長も求められる段階にあると思う。

EPSのコンセンサス予想が2022年以降で上昇していないので、来年以降の利益の成長を示すことができれば、マルチプルエクスパンションがもう一度起こる可能性があると思う。

DOCU

決算◎ 売上高成長率+41% EPS+1.68ドル 時価総額54Bドル

5月初頭を底にして、6月初頭発表のQ1決算で大きく上昇しました。7/6に出来高を伴い新高値を更新しました。

PSRで見れば、2020年のレンジ圏と同じ35倍程度で問題ないように思える。低金利なら許されると思う。

VEEV

VEEV決算結果(これ以前の決算は持ってない)

決算○  売上高成長率+24.5% EPS+3.5ドル 時価総額48Bドル

5月初旬を底にして上昇している。DOCUのように決算で見直し買いがありました。

PER・PSRを見るとまだ割安感はないが、割高感も感じません。2019年と比べると割高感はある。ZMと似ている状況だと思う。VEEVの方が売上高成長率は低いが、持続的な成長が見込める評価をされているので、ZMと同じ程度のPER、PSRで取引されていると思う。

最近は新高値を意識した動きが見られるので、ブレイクしたら面白いと思う。

OKTA

決算△ 売上高成長率+46.2% EPS-1.11ドル 時価総額37Bドル

5月の頭にauth0を完了している。前回と前々回の決算では合併が原因でEPSをミスしました。

時価総額ベースで見れば、実は最高を更新しそうな位置にありますが、auth0の合併で株式総数が増えたので新高値更新には至っていません。255ドルくらいになれば、過去最高の時価総額を更新するはず。しかし、だれも注目していないので観察する意味がありません。

PSR的には1年前とあまり変わらない。まだ赤字企業なので、売上高をどれだけ伸ばせるかに注目するべきだと思います。今ケチがついているのは、利益が出るタイミングが遅くなったという部分だから、EPSで考えるとダメかも。EPSは許してあげて、売上高に注目したい。

U

決算○ 売上高成長率+31.2% EPS-0.34ドル 時価総額29Bドル

5月の底からとりあえず上昇しているが、新高値の175ドル付近には程遠くて、現在は106.65ドル。115~93ドルでのレンジが続くなら面白くない。6月末からはグロース株がアウトパフォームしているにも関わらず、少し下落しています。

決算はクリアしていましたが、中身を見れば前々回の決算がなんとも満足できなかった。

バリュエーションは上場して1年未満なので難しい。PSR(LTM)は現在35倍程度なので、ZMと同じくらい。しかし、売上高が31%赤字企業なので、Uの方が割高に感じる。

長期的な成長ストーリが崩れる事はないと思いますが、知名度の割には特別良いとは思いません。この会社の成長ストーリーはみんな知っているからなんとも言えない。

ZI

決算◎ 売上高成長率+40.9% EPS+0.50ドル 時価総額20Bドル

去年IPOしてからずっとレンジで大きな上昇はありませんでした。5月中旬を底にして上昇しています。6月中旬の上昇はアナリストデーでの内容が良かったので、1日で10%くらい上昇する局面がありました。

PSRが18倍、PER(NTM)100倍なので、割安に思えます。

売上高成長率40%と粗利率86%、サブスクSaasなら、個人的な感覚でPSR30倍でも大丈夫に思える。あと60%くらい上昇してもフェアバリューかもしれない。知らんけど。

NCNO

決算◎ 売上高成長率+26.9% EPS-0.23ドル 時価総額5.8Bドル

5月に大きく調整しました。中小金融機関の業績を見越してトレードする必要があるかもしれない。

6月下旬から下落をはじめている。テック企業だけど金融関係なので金利下落にも弱いかもしれない

PSRは26倍で、売上高成長率と比べても割高感は感じないし、どんどん割安感が増している。

AI

決算△ 売上高成長率+33.9% EPS-0.98ドル 時価総額6.7Bドル

2月べバブル崩壊でさらに5月にも調整するという踏んだり蹴ったりな値動きでした。すこしロビンフッダーにもおもちゃにされているので近づきたくない。結局決算もいまいちで、75~58ドルあたりのレンジに見えます。

PSR(NTM)は34倍で、割高感で言えばUと同じイメージを持っている。

AIというテーマはバカでかい。今は宇宙関連銘柄がヒートアップしていますが、AIが注目される時が来るなら、この銘柄がAIピュアプレイとして注目されることは間違いない。

感想とまとめ

ここで取り上げた銘柄以外にもチャートで見れば新高値を更新している銘柄と、6月末から反転して下落している銘柄の2種類があるように思える。この違いは、GAFAMのように、1年近く新高値を更新できないようなレンジで推移していた銘柄が休養期間を終えて好決算を背景にした上昇をしているように思います。

逆に、新高値更新ができない銘柄は、上場してから日が浅かったり、去年上昇しすぎた後遺症が残っている銘柄が多いように思います。ZMなんかはずっと超絶決算でしたが、投資家の期待が先行しすぎてバブル感がありました。今回の上昇は、バリュエーション的な割安感からの上昇なので安心できると思います。このような銘柄ではマルチプルエクスパンションは起こっていません。

ASANとかは、若干バブルっぽい雰囲気でマルチプルエクスパンションが起こってます。これは、低金利を背景にしたクネクネした銘柄に投資したいという気持ちと、好決算が重なった結果だと思います。

長期金利が10年債利回り1.6%を超えないなら、まだ遊んでいても大丈夫だと思います。でもそれ以上になると、PSRの高い銘柄ほど売られる展開になるのは間違いないでしょう。もう一度2月と同じ事が繰り返されると思います。