最近の中国経済とクレジットインパルスと景気後退

2021年7月5日未分類

サービス業PMI

2021年7月5日に発表されたサービス業PMIは予想54.9に対して結果50.3と大きく下振れしました。サービス業PMIは注目されていませんが、大きな下振れは気になりました。

話が変わります。

クレジットインパルスと製造業PMI

クレジットインパルスと中国 PMI 製造業 新規受注

クレジットインパルスは中国の金融政策の態度を見る時に有効です。クレジットインパルスの数字が大きければ緩和で、小さければ引締めです。2020年10月にクレジットインパルスはピークをつけて現在はどんどん引締めに転じています。現在はマイナスに突っ込んでいます。

ちなみにクレジットインパルスは、GDP比でどれだけ新規融資を行っているかを表しています。

クレジットインパルスの数字はあまり重要ではなくて、クレジットインパルスは中国や世界の製造業PMIに先行した動きをしているので注目する価値があると思います。例えば、中国のPMI製造業はクレジットインパルスに1年遅れます。

クローバルPMIと中国のクレジットインパルス

また、グローバルPMIはクレジットインパルスに1年遅れる事で知られています。

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PMIはGDP成長と関係があります。PMIの方が発表が早いのでGDPの先行指標になります。

しかし、GDPと株価の間に関係があるかと言われれば正直に言って微妙です。企業業績の先行指標になりますが、PMIを使って株を売買するのは少し疑問があります。

中国が原因の成長鈍化が2022年に起こる?

株価の予想に使えなくてもGDP低下なら、景気悪化なのでインフレ率低下などが期待できます。

中国のクレジットインパルスはグローバルPMIに1年先行していますから、定跡通りに進めば2021年10月にPMIにピークをつけます。つまり、2021年の10~12月までは景気が強いかもしれませんが、2022年Q1からの業績は強くないと考えるのが自然です。

世界全体での景気のスローダウンが起こり、それを織り込む必要があります。さらにそれはQ4までの起こるべき事です。

景気のスローダウンが起これば、インフレ率低下、金利低下でバラ色の未来が見えますが、景気悪化を伴う上に金融引締局面での景気悪化は株価に対してかなり悪いように思います。金融引締って強い景気を背景に行うものじゃないですか?

去年までは、世界経済の牽引役でしたが今年はなんとも元気がない印象を持ちます。

まあ、気の長い話ですが、中国経済がズッこける可能性があるかもくらいに片隅覚えておく必要があるかもしれません。