CPIが高くても一時的との見方が強くて金利低下

2021年6月12日未分類

BEI、実質金利、名目金利

今週米国10年債利回りは1.45%まで低下しました。同時にBEIも低下して2.35%くらいです。実質金利は横ばいで-0.9%です。

今週はCPIの数字を警戒していましたが、予想を上回っても金利が低下しました。これは単純に考えて、インフレが一時的だと考える人が増えたからだと思いました。

CPI

https://www.bls.gov/news.release/pdf/cpi.pdf

5月の米CPIはYoYで、予想+4.7%に対して結果+5.0%でした。MoMでは、予想+0.5%に対して結果0.6%でした。ベース効果の影響を差っ引くためにMoMでのCPIの数字を比べてみれば、0.8%上昇です。MoMでは減速していることが分かります。

今回、上昇が大きかったのは引き続き中古車の価格でした。前年比で約30%上昇です。中古車の価格上昇の理由は、半導体不足による新車の供給不足や一部プレミアのついた特殊な中古車が価格を押し上げている説など聞きましたが、決定的な説明を見つけることができませんでした。単純にリオープンだからという説明でいいのでしょうか。

インフレが一時的である理由

https://www.guggenheiminvestments.com/perspectives/macroeconomic-research/inflation-spiking-but-you-only-reopen-economy-once?utm_source=twitter&utm_medium=social&utm_term=guggenheim+partners&utm_content=macroeconomic+research&utm_campaign=inflation+is+spiking

上のリンクはグッゲンハイムのレポートになります。このレポートは5月に書かれている事に注意してください。

先月比コアCPIの寄与

このレポートを素直に信じれば、先月比のコアCPIの上昇に寄与しているのは、中古車、レンタカー、航空券、ホテルで54%を占めている。これらのカテゴリーがCPI全体に占める割合は5%以下で一部の品目によってCPIが吊り上げられている。中古自動車の価格が毎月10%上昇し続ける普通はなんて考えられない。

さらにCPIで大きな割合を占める家賃や医療費の大きな上昇は見られない。だから、このインフレは一時的だという事が書いてると思います。(4月までのデータで話てますが、5月のCPIの結果も4月と似たようなモノだったので、大きく間違った考えにはなっていないと思います)

時給

平均時給(先月比)

たぶんこのインフレは一時的です。しかし金融政策を予想するという点ではまだ不十分だと思います。賃金インフレが起こればFEDが慌てるという事で、注目するべきは雇用統計の時給の方が重要度が高いと思いました。現状では良いとも悪いとも言えないと思います。

先月比での時給の上昇は前回よりも低下していますが、0.5%の上昇です。過去のデータを見れば、これが0.3%くらいでジッとしてくれれば大丈夫そうです。今回の0.5%という数字は良いとも悪いとも言えない?

どちらにしろ、景気のスローダウンが見えてきました。前月比での勢いが低下してきています。ベース効果も弱まり、6月からはベース効果の影響も小さくなりはじめます。

賃金インフレorデフレ圧力という様相が自分の中で完成しました。もしインフレが来る予兆があればバリューかコモディティで頑張っていきます(^_-)-☆