$OKTA 22Q1決算 Auth0の買収によりコンセンサス予想がきちんと仕事してない

2021年5月27日未分類

売上高、EPSはクリアしました。
ガイダンスのEPSはミスでした。
ガイダンスの売上高は大幅な上方修正をしました。

コンセンサス予想は、前回決算発表のガイダンスの数字を元に推定します。。しかし、前回決算のガイダンスにはAuth0の買収による影響を考慮されていません。今回発表のガイダンスにはAuth0の影響を含んでいます。

前提条件の違う2つの数字を比べる事はできません。よって、比べられるべき数字は、Auth0の買収の影響を受けていない今期Q1の売上高とEPSです。

今期のハイライト

特別に悪い部分は見当たりませんでした。

下に前回決算でのハイライトを置いておきます。Billingsには季節性があるので注意してください。

RPO

RPOの前年同期比(YoY)での成長は加速しました。しかし、これは前年比較が容易だった事が理由で、前期比(QoQ)ではあまり増加してません。

長期的な成長イメージ

今後5年間(FY26)での売上高成長は、低くても35%と提示されました。前回決算では、FY24にまでの売上高成長は30~35%と言っていたので上方修正しています。

OKTAの売上高成長率は毎年低下しています。今回の売上高成長率(YOY)は37%でした。今後5年間では低くても35%という数字は売上高成長率の鈍化は頭打ちになったと考えて良いのではないでしょうか。

所感

市場が織り込むべき主な材料は、Auth0の買収は良かったのかどうかです。現在の投資家の葛藤は以下の損得勘定で表されると思います。

プラス要因
・競合の排除に成功
・TAMの増加
・売上高成長の再加速
・買収による相乗効果

マイナス要因
・$6.5BをAuth0の買収に使うのは高すぎる!

その他の要因
・規模感、企業としてのステージは5年ほど前のOKTAくらい

私の感想は、時価総額の20%くらいを払って、競合排除、TAM倍族、成長加速が手に入るなら良い気がする。

OKTAはIPOしてから4年でテンバガーになりました。その間に売上高は5倍になり、PSRは15から45に上昇しました。現在の株価の妥当なバリュエーションは分かりません。しかし、今までの決算が素晴らしかったのは事実です。だから、売上高成長率が鈍化していてもPSRが高くても買いたい投資家が現れるのだと思います。ある程度の割高感は許容されるべきかもしれません。

コンセンサス予想と比較可能な今回の決算の売上高とEPSはクリアしています。