米国テーマ株の遊び方
テーマ株とは最近で言えば、ワクチン、電気自動車、仮想通貨、グリーンテック、ドローン、Saas、ビデオ通話、在宅関連などなどありましたね。
しかし、ほとんどの銘柄が 滅びの爆裂疾風弾 を食らって墓地送りないし除外されてしまいました。《死者蘇生》も《異次元からの帰還》も見込めません。
生き残った本物の銘柄と言えば、モデルナ、バイオンテック、テスラ、スクエア、とかそのあたりでしょうか。では、これらの爆死銘柄で遊ぶ時にどうすれば遊べるのか考えたいと思います。
ちなみに私は、現在では決算原理主義を自称していますが、バイオンテック1銘柄集中投資も実践していましたし、ワークホース(WKHS)も1ヶ月でダブルバガーしてうれしい~、という経験があるので、テーマ株大好きです。
まあ逆に損もしてきましたけどね( ´ー`)y-~~
目次
ニュースフローが予想できる銘柄を買う
ニュースフローとは次から次へと出てくるニュースの流れです。
え?次に出てくるニュースが予想できるなら苦労しないのは当たり前だろって?そんな事ありません!
株取引の大原則には、『理想買い、現実売り』言い換えれば『buy on dream sell on reality』があります。
例えば、モデルナのワクチンが承認されるかもしれないという理想で買って、モデルナのワクチンが承認される時orその直前で売るという作戦になります。
情報の速度よりも正確性が大事
ツイッターとかyahoo掲示板で仕入れた銘柄はゴミです。なんでゴミなのかと言えば、情報の出どころがクソだからに他なりません。
例えば決算を元にして銘柄を売買する場合、大きく間違った情報が流れ出る事はまれです。決算中心で売買すればツイッターで売買しても大事故にはなりにくいかもしれない。
しかし、テーマ株となるとどうでしょうか?
- 「これからの時代はドローン配達だ!だから〇〇が上がる!現実に株価は年初来2倍だ! 乗り遅れる~ !」
- 「これからは電気自動車の時代だ!業務用ピックアップトラックがめちゃ売れると思う!だから〇〇が上がる!現実に株価は年初来3倍だ!乗り遅れる~!」
- 「これからは、大麻解禁で大麻関連株の時代だ!大麻栽培という新しい事業が誕生する!だから〇〇が上がる!現実に株価は年初来10倍だ!乗り遅れる~!」
というような情報で溢れかえってる。フワフワした曖昧な情報しか流れてこないタイムライン。イーハン(EH)の不正会計疑惑とか正にそんな雰囲気だったと思う。
私の基準にあてはめると、これはテーマ株としてプレイできない。そのドローンいつ売れるんですか?そのトラックいつ完成するんですか?大麻栽培はいつ利益が出るんですか?
だって実現する事がないんだから、『理想買い、現実売り』の売り条件がないんだもん!もしくは実現するのが1年以上先で理想買いの状態が続かなくて万年ペニーストック状態になる。
良い理想、悪い理想
良い理想とは、「大きな売上高が立つニュースが出るかもしれない」「企業から大型の受注を受けるニュースが出るかもしれない」という利益に直結して、好決算に繋がるようなものでプレイしないといけない。ニュースのでるタイミングも半年以内とかだいたい想定できるものいい。
悪い理想とは、「数年後には、VR/MRが大流行しているんじゃないか」「ドローンが飛び交う未来になるんじゃないか」というタイミングが不十分だし、個別株ならその企業がシェアを占めるかも分からないような理想を悪い理想言います。
つまり私の思う、いい理想とはこれだ。
- ニュースの出るタイミングが近い。
- ニュースの出るタイミングがどのくらいかハッキリと分かる。
- その企業の業績に必ず貢献する。
だから決してこんな未来を妄想させてくれるのではなく、

私が期待する理想とはこれ。

これが自分としては最高な理想買いの状態。
現実になる前に売れ
さっき、 「実現する事がないんだから、理想買い、現実売り の売り条件がない 」と書きました。
現実とは、実際に出て来るプレスリリースだったり、臨床試験の結果だったり、大型の受注を受けたニュースだったりします。しかし、これが悪いニュースである可能性があるので、それは避けたいです。
出てくるニュースが結果的に悪いニュース、良いニュースのどちらであるにしても、売るべきというのが私の結論です。ニュースが出るまでホールドするのはハイリスクだということです。
理想だけで株価が上がるカラクリ
そもそも、なんでテーマ株が存在するのでしょうか?なんでテーマ株が上昇するのでしょうか?
それは、その『テーマ』を知っている人が少しづつ増えていって、買いたいと思う人が増えるからです。
しかし、「相場は知ったら終い」という格言があるように、全員が強気になった時に株価が天井をつけます。全員が強気になる瞬間は、いいニュースが流れた瞬間がピークです。過去にも未来にも、弱気の人が多い。株価が天井をつけるのは、ニュースが流れる前後が一番高いでしょう。
たとえばブルベア指数なんかは、その考えに基づいた指標だと言えば分かりやすいかと思います。タイミングツールとしては不十分だと思いますが。
実践編
RIDE ローズタウンモーター
今年の冬くらいから納車を始めるのでそれが売上高に立つのは来年の第1四半期ではないか?
きちんと製造できて売上高に立っているなら、製造の段階や納品状況にいいニュースが年内には出るだろう。
MRNA BNTX モデルナ バイオンテック
JNJやAZNのワクチンは正直微妙なようだ。
ワクチンは注射してから効果を発揮する期間は短くて1年くらいしか抗体を持てないかもしれない。もし毎年注射するようなヒット承認に生まれ変わるのなら、モデルナ、バイオンテックの株は買い。毎年注射するのかどうかは、去年の12月には医療従事者が注射していたのだから、今年の11月までにはニュースが出るのでは?
少し例外編
BTC ビットコイン
過去の話です。
コインベース上場に伴い、ビットコインが上がる。コインベース上場のタイミングが現実売りのタイミングになる。(個人的には実態を伴っていないので嫌い。タイミングは完璧にはかることができる。)
宇宙関連銘柄
スターリングがIPOのタイミングでARKXなのどETFや宇宙ピュアプレイ銘柄も注目される。スターリングの上場は年内と噂されているし、IPOのタイミングははかりやすい。
(こっちも現在SPAC上場されている宇宙関連銘柄の業績と直接関係ないので嫌い。タイミングは完璧に分かる。)
テーマ株の弱点
- 地合いに大きく影響される。
- 乗り遅れた場合、半値以下になるリスクを許容しなければいけない。
- ボラティリティの高さ
- 中身のないスッカラカンなダメ企業ほど時価総額が低くて上昇率が高くなるのでクソ株に手を出す率が高くなる。
(クソ決算企業)×(テーマ株)=くだり最速の法則
結論
ハイリスクなのでやめたほうが良い。
最近のテーマ株は全部ダメっぽい。
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