スコットゴットリーブはこの冬にコロナウイルスによる死者数が増えると述べた。

2020年10月24日未分類

https://www.cnbc.com/2020/10/23/dr-scott-gottlieb-warns-of-staggering-covid-death-totals-in-us.html

コロナウイルスの治療薬には、ギリアド・サイエンシズ(GILD)が開発したレムデシビル、やデキサメタゾンなどのステロイドがあります。これらの薬は比較的重症な患者に利用されると考えられます。4月のような死亡率になる可能性は低いですが、そもそもの感染者数は増える傾向にあります。ゆえに、死者数は増加する傾向になると考えられます。

アメリカの状況

米国の新規感染者数
米国の新規死者数

新規感染者数は増加傾向にあります。死者数はまだ少ないです。しかし、死者数は新規感染者数に遅れる指標になるので、おそらく増加することは確定していると思います。

もし死者数が増加し続けるようであれば、注意する必要があるように思います。

ヨーロッパの状況

以下の図はヨーロッパの毎日の死者数を表しています。現実に増加傾向にあることが分かります。アメリカより北に位置するので先行指標になるのでは?とか個人的には期待してます。

ヨーロッパの死者数

また、レムデシビル、HCQ、ロピナビル、インターフェロンなどの薬を使っても死亡率の改善効果はないという結果まであります(他の効果はないと言っていない)。

以上のデータから何が分かるか考えてきます。つまり、感染者数増加のシナリオなら何が起こるのかという問題です。

死者数が増えれば、外出自粛に繋がるはずだ

例えば日本での死者数が毎日10人とか100人出ていたら、みなさん外出する気分になるでしょうか?私なら自粛します。海外でも同じ傾向があると思います。コロナウイルスが怖いから外出自主を実施するわけです。つまり外食産業、エンタメ、リア充銘柄がダメージをもう一度受ける可能性があるのではないかと思います。

(余談ですが、GO TOキャンペーンなんかやってしまう国なので、もう外出してもOKだという風潮になっています。しかし、感染拡大はもう一度必ず訪れると思います。日本だけ感染拡大が起こらない理由に乏しいと思います)

ワクチンによる免疫獲得はどんなに早くても2月から

バイオンテックとファイザーが治験を行っているワクチンがあります。これは、11月下旬にFDAに承認の申請を提出する予定です。もちろんこれは、ファイザーがダメだと思ったら申請しない可能性を含んでいます。そして申請してから、最短でも2月から免疫を獲得することになります。

ワクチン承認には、11月末に製薬会社から承認の申請

FDAのレビューに2~4週間

2~4週間で1回目の摂取

3~4週間で2回目の摂取

2週間で免疫の獲得
といった流れになっています。

臨床試験が一番進んでいるワクチンはバイオンテックのワクチンになります。つまり、この冬はワクチンなしの冬を迎えることになることが確定しています。

なので、死者数増加、感染者数の増加には、もう一度気を配らないといけないと考えています。

ギリアド(GILD)は恩恵を受けない

ギリアド・サイエンシズはレムデシビルを製造しています。これはFDA(米国食品医薬品局)から使用の承認が出たアメリカで唯一の新型コロナウイルス治療薬です。

しかし、製造できる量に限りがあり、コロナウイルスの患者数が増えたとしても、ギリアドのレムデシビルが多く売れることにはなりません。逆にギリアドのメインビジネスであるHIV治療薬の利用が落ち込むことにより、業績悪化に繋がるでしょう。

それと同じ様に、新型コロナウイルスによりヘルスケア業界は向かい風になる可能性が高いと考えています。

結局自宅待機だから、WFH関連が強いのか

ワークフロムホーム(WFH)関連は、コロナウイルスの感染拡大局面でも強かったことを記憶に新しいです。感染拡大局面でも強い銘柄を保有する必要があります。

死者数増加の場合、在宅でクリスマスを過ごすことになります。クリスマス、年末年始の状況を観察してどんなクリスマスを米国人が過ごしているのか考える必要があるように思います。

もし、12月中にワクチンの緊急利用承認(EUA)や人道的使用が認められれば外出する気運が高まるのは確実だと思います。