現在のイールドカーブの状況をコロナ前と比べておく。

2020年10月20日投資と株イールドカーブ

以下に、現在のイールドカーブを示します。左側がイールドカーブで、右側がS&P500です。イールドカーブは、FFレートが0~0.25%で、10年債利回りも1%を超えていません。

現在2020年10月19日のイールドカーブ

コロナショック前はFFレートが1.5%くらいでした。しかし、長期債利回りもあまり高くなく、10年債利回りは1.8%とかでした。

2020年1月13日のイールドカーブ

mathjax

以上のデータからまとめます。

①そもそもインフレ期待は大きくなかった。

長期債利回りは、

$${長期債利回り}={インフレ率}+{FFレート}$$

で基本的に決まります。なので、インフレの期待値だけを単純に計算すると、コロナ前は、インフレ率0.3%程度で、コロナ後はインフレ率0.5%です。

②景気が悪いのにコロナ後にインフレ率が上昇した原因

・景気刺激策による期待
・FEDがインフレ率2%を超えても、FFレートを引き上げないとした。

この2つが下支えとなっていると思います。

③今後の展望

現在、短期金利の上昇を期待している人はいません。なので、長期金利の動向だけを注視していればOKだと思います。株をするのであれば、債券市場だけを相手にしていればOKだと思います。

株式が景気の最も早い先行指標とも言われますが、債券市場の方が先に動くと考える人もいます。債券市場の参加者の方が頭がいいと言われれいますから、そうかもしれません。

もし長期金利が上昇する兆しが見えたら、それは景気回復のサインであると同時に金融相場の終わりの始まりでもあります。

金融相場の終わりのとは、PERが全体として下がることに違いありません。PERが30以上の場合は割安ではないので、金利上昇局面では苦しいかもしれません。