ウェルスナビのポートフォリオが理論上は正解になる?
できるだけ大きなリターンを得ようとする時、とりあえずたどり着くのはポートフォリオ理論だと思います。そこでポートフォリオ理論を使っているウェルスナビのポートフォリオについてしらべてみたいと思います。
目次
ポートフォリオ理論とは?
ポートフォリオ理論理論とは、株、債権、預金などをどんな割合で保有すればいいか数学的に答えを教えてくれるものです。以下に詳しい解説が書いています。ちょっと難しいです。
自分でも解説しましたが、少し分かりにくいかもしれません。
簡単にまとめると、歴史的にいい商品をバランス良く持っていたほうがパフォーマンスが高くなるよねってことです。しかし、考え出されたのは何十年も前の話なので、古典として知っておくべきだと思います。
手数料を除けばウェルスナビのポートフォリオは悪くない
ウェルスナビはポートフォリオ理論を使った運用を行っています。
リスク許容度に応じてポートフォリオを自動で調整してくれるウェルスナビは魅力的だと思います。これはとてもお得で積立に向いています。また、おかしな投資信託を買うよりはましなパフォーマンスを出してくれます。
しかし問題点は手数料が年率1%と、とても高いことです。これは毎年パフォーマンスが1%劣後することを意味します。
また分散投資を行っているので、一番上昇しやすい株の持ち分も低くなり、S&P500よりもそもそも劣後します。下落局面では強いですが、上げを取ることができません。しかし、ポートフォリオとはそういうものです。
ウェルスナビのポートフォリオ

ウェルスナビのホームページから引っぱってきました。
ポートフォリオの中身はVTI、VEA、VWO、AGG、GLD、IYRです。
投資信託を購入しているのに、さらに年率1%をとられることになります。個人的にはこれらの割合だけをデータとして持っておき、証券会社を使って自分でポートフォリオを合わせるようにしたほうが効果的だと思います。
資金が少ない場合に、ウェルスナビを使っておくという考えもあるかもしれませんが、何十年も投資し続けるのなら、少ない資金から大きな資金へ成長していくと思うので、証券会社を利用するほうがいいように思えます。
ウェルスナビに価値があるのは、ポートフォリオの比率にあります。なので、そのデータだけ取られた意味がないように思います。
理論上はS&P500を超えるパフォーマンスになる
現在は低金利なので、S&P500を超えることは難しいと思います。何十年も投資する中で好景気が訪れたとき、株式のパフォーマンスが下がる時が来ます。そのときにウェルスナビは元気になると思います。
時代の波に乗るポートフォリオ理論が大事
金利やGDP成長率やインフレ率が日本では一定で、代わり映えのない毎日です。しかし、海外に目を向ければ目まぐるしく変化しています。
もう一度、1980年代のような高金利が来たら。。。もう一度バブルが来たら。。。という時に強いのはウェルスナビです。ある意味、S&P500に投資し続けるというのは、前まで同じだったから、これからもそうだろうという帰納的な投資です。
長い目で見ればポートフォリオ理論が正しいと思います。しかし今の低金利では難しそうです。
結論、今じゃない!
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