成長株かつ米国株における順張りの基本
日本と米国で成長株の扱い方は全く異なると思います。
日本だと衰退産業が多くて、成長しているのはハイテク、ゲームなどが多い気がします。これはガンホーで儲けた人がいるから、その2匹目の土壌を取りに行く人が多いということです。
しかし、これは成長株というより、ソシャゲが流行るかどうかというギャンブル性が高いです。
そこで、成長株の順張りに必要な状況を考えたいと思います。
順張りなら国策、最初に業界別で考える
日本だと最近ではマイナンバー関連銘柄とかありました。コロナウイルス関連で言えば、アンジェスも税金を使っていますので、国策といえるでしょう。また、国際石油開発帝石なども国策企業です。
これらの銘柄に共通するのは、最初に国がお金を出すことが分かっているということです。だから、経営者がバカでも、儲ける気がなくてもお金をポケットにねじ込む訳ですから、投資家はヒートアップするはずです。
ではどんな企業が国策により恩恵を得るのか?それは、国全体として考えた時に、その企業の重要度が高い企業です。
アメリカのワクチン関連なら、1兆円以上の規模での投資を行っています。まだ承認されると決まっていないワクチンに対してです。これらの事は事前に予測可能なことでした。
国が金を払うことが確定しているのに、そんな企業の株を売るやつはそもそも少ないです。
順張りならその業界で一番恩恵を受ける企業を考える
例えば、次に燃料電池が流行る!と考えます。
この時に、
- そもそも燃料電池を作っている企業はどこだろう?
- 水素を作っている企業はどこだろう?
- 燃料電池自動車って流行るのだろうか?
という考えが思い浮かびます。
そこで一度、燃料電池から少し離れて水素をメインに考えます。燃料電池が普及すれば水素の需要が増えたり、水素ステーションが必要となったりする事が考えられます。
なら、一番漁夫の利を得るのは水素ステーションを作り企業だ!と考えつくと思います。このように漁夫の利を得るポジションの企業は利益を上げやすく、投資家からも好まれる傾向にあると思います。
その時々で、業界のシェアや参入障壁の高さがありますので、そこは自分で考える必要がありますが。
順張りならみんなが買っている株を買う
Saas関連銘柄
- インターネットでサービスを利用してもらうだけ
- 客が増えれば増えるほど効率よく儲かる
- 利益率がそもそも高い
サブスクリプションモデル
- 一度契約したら毎月お金が入る
- 将来の収益の見通しが分かりやすい
コロナウイルスのワクチン関連
- どんな国でもコロナでダメージを受けた
- 大金をはたいてでもコロナから脱却したい。一人10万円でも払いますという雰囲気
- 一番求めているのはワクチン。これでコロナから唯一安心できる。
- みんなが一番欲しいものに投資したい人もいるはず。
グリーンテック
- 2040年までに排気ガス規制でディーゼル車が製造できなくなる。
- ならいっそのことゼロエミッション車が一番流行るだろ。国も予算をつけるし。
- なら発電量は大丈夫だけど、問題は電池だよね。
- そもそも電気自動車って言えばテスラだよね。
- 燃料電池やリチウム電池って大事だよね。
- 水素の需要が増えるよね。
- 燃料電池なら水素ステーションが増えるよね。
こういう感じに雰囲気を掴むことが大事かと思いました。この中の理由がなくなったら売りどきだと思います。
投資ストーリの明確さ
コロナウイルスが怖い!
→ワクチンが必要!
→治療薬が必要!
電気自動車が流行る!
→テスラ!
→リチウム電池!
→燃料電池!
→水素!
リモートワークが流行る!みんな家に籠もる!
→ネットフリックス!
→ズーム会議!
→家の中でもセキュリティーが必要!
今流行ってる銘柄って基本こんな雰囲気で単純じゃないかなと思います。
まとめ
順張りをする上で重要なのはテーマによって一番恩恵を受ける企業を探すことだと思います。
一番恩恵を受けるとは、
- そのテーマの先陣を切る企業(テスラ、モデルナ、バイオンテック、GAFAM)
- 漁夫の利的に参入障壁の高い業界で、その企業にしかできない事業を持っている(エマージェント(EBS)、プラグパワー)
という風に考えています。
テクニカル分析を抜きに考えるなら、これらのことに集中しないといけません。
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