ギリアドサイエンシズ(GILD)に高配当株投資のチャンスあり?

2020年8月15日投資と株GILD

ギリアドは新型コロナウイルスの治療薬であるレムデシビルを開発しました。そして最初の150万回分の治療薬は無料で配布することになりました。なので2020年第2四半期の決算もあまり芳しくない結果になりました。

配当利回りは現在(2020/08/15)、約4%です。株価は68.50ドルです。

ギリアド・サイエンシズ
ギリアド・サイエンシズ

2020年第2四半期(4~6月)決算結果

結果は、売上高51.4億ドル(前年比-7.17%)。EPS1.11ドル
コンセンサス予想は、売上高53億ドル。EPS1.45ドル

会社発表のガイダンスは、売上高230~250億ドル、EPS6.25~7.65ドル
つまり間をとれば、売上高240億ドル、EPS6.95ドルとなります。

対してコンセンサス予想は売上高225.4億ドル、EPS6.69ドル

ガイダンスはOKでしたが、今期の結果はダメでした。

レムデシビルが成功したのに売上高が下がった理由

レムデシビルは6月までに150万回分を無料で配布されました。これはすでに完了しています。しかし、新型コロナウイルスの影響で病院はコロナウイルスの対策に追われました。したがって、その他の病気に対する治療は控える様になりました。

したがって、レムデシビルの売上高は今期の決算結果には反映されませんでした。また、ギリアドの主力商品であるエイズの治療薬は利用できない状況にありました。しかし、アナリストいわく予想はレムデシビルの結果を好感して予想値を釣り上げたと思われます。

レムデシビル

来期からはレムデシビルの売上高が立つ

標準的な治療薬としてレムデシビルは使われています。レムデシビルは1回で20万円から30万円もする高価なものです。これがついに売上高に上がってきます。なので、レムデシビル儲けるのは今から(来期決算から)です。

今後予想されるニュースフロー

スプレータイプのレムデシビル

現在使われているレムデシビルは、点滴によって投与されます。しかし、インフルエンザの薬のようにスプレータイプのレムデシビルを開発しています。これは、病院で入院することなくレムデシビルを売る方法になるので、商品として、とても魅力的です。

直近のニュースでは、こちらが直近で期待されるグッドニュースでしょう。

他の治療薬の承認

治療薬を作っているのはギリアドだけではありません。たとえばVIRなども作って臨床を行っています。対抗する治療薬が出たらギリアドに対してはバッドニュースとなるでしょう。

しかし、本質的には治療薬は何個あってもいいものです。ギリアドもレムデシビル以外の治療薬を開発してもいいのですから。大した影響はないと思います。

ワクチンの開発成功

おそらく今年中にはワクチンが承認されると思います。そこで、ワクチンがあるということは、患者が少なくなるということです。なのでバッドニュースとなるでしょう。逆にワクチン全滅ならグッドニュースとなるでしょう。

現在、オペレーションワープスピードの進捗は順調です。ワクチン楽観論という観点で一番影響を受けるのはギリアドではないかと思います。

しかし、有効なワクチンが本当にできるのかとても疑問が残ります。またコロナウイルスを根絶することは不可能です。なので、レムデシビルの売上があることは確実と言ってよいと思います。つまり、ギリアドはどんな状況でも成長するということです。

高配当株としてのギリアド

ギリアドはS&P500にも採用される巨大企業です。配当利回りも4%程度となっています。株価の推移としては、レムデシビルがFDAから承認された時をテッペンにして、そこから右肩下がりです。つまり利回りとしては上昇しています。

高配当株はS&P500を上回ることができない状況が続いています。コロナウイルスによって業績に影響があった銘柄は今も下がったままです。そこで、コロナウイルスで恩恵を被った銘柄、高配当株はないか?と考えた時に一番最初にギリアドが思い浮かびました。

高配当とは企業が儲けた利益をそのまま税金を引かれてでも投資家に還元する方法です。成長企業なら、自社に投資を行って企業価値を高めることにより投資家に還元します。つまり、ギリアドは成長が終わった会社ということです。

しかし、コロナウイルスで話は変わります。ギリアドに追い風の中、アストラゼネカに買収の話を持ちかけられたという噂まで広がりました。空前のバイオブームが来ようとしています。

しかし株価は右肩下がりでとても恐ろしい状況です。もしかしたら安値で仕込むチャンスがここにあるのではないかと思います。

 

感想

今が一番リスクの低い時期ではないかと思います。株価は下がったままで、来期はレムデシビルの売上高が立つ。レムデシビルの売上高の予想はアナリストも困難ではないかと思います。

また、エイズの治療が再開されれば売上高も元通りになることが予想されます。実際にガイダンスはいい数字だったのがその証拠だと考えています。

また高配当株かつ成長株が成り立つ可能性があるのはギリアドではないかと思います。まあ成長株ではないですが。

 

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