ドキュサイン(DOCU)と弁護士ドットコムを比較

2020年8月8日投資と株DOCU,6027

ドキュサインは米国において電子署名ビジネスを展開しています。その最大手がドキュサインになります。

もともと、事務手続きとして手書きの契約書にサインを行っていましたが、それをインターネット上で済ますサービスになります。

以下のリンクにサインのイメージの動画がありますので、見ておくと良いでしょう。
https://www.docusign.com/products/electronic-signature

ドキュサインの強み

セキュリティが強固

電子取引を行う上重要なのは、セキュリティの強さです。ハッキングされるようなアプリ、ソフトウエアには誰もお金を払いません。それが重要なビジネスの契約なら、なおさら重要です。

例えば、契約の原本を保全するだけでもクラウド上で行うのはリスクがあります。データの紛失やハッキングされた場合のリスクを考えると、メールだけでのやり取りも記録が残らない場合があるためです。

なので、ドキュサインを中間に挟むことでそのリスクを回避しています。

新型コロナウイルスで追い風

外出自粛のためにインターネット上でビジネスを成立させる必要が高まりました。そのため、ドキュサインはワークフロムホーム関連銘柄として注目されています。

今までは、自宅からできないことが自宅からドキュサインを使ってサインをもらう必要が高まりました。また、これまで電子署名に否定的だった人もインターネットだけで全てを済ませることが大事だと考える風潮が高まりました。

コストカットになる

取引にドキュサインを挟むことで、コストが増大するように思いますが、実際は異なります。実際に企業を訪問する必要もないですし、契約書を郵送する場合でも時間短縮になります。そのようなメリットがあるからドキュサインを利用する企業が増えています。

弁護士ドットコムの電子署名

弁護士ドットコムはクラウドサインという電子契約のサービスを日本で提供しています。つまり、日本語版の電子契約サービスを提供しています。売上高は、2020年3月決算で大まかにしか分かりませんが、単位で言えば数億円程度です(2億円以下だと思います)。

2020年は前年比3倍を見込んでいます(コロナ前)。現在クラウドサインの業界シェアは80%程度なので業界最大手です。

ドキュサインの2019年の売上高は全体で9.74億ドル(約1000億円)です。単純比較はできませんが、規模が違いすぎると思います。弁護士ドットコムは、全体で50億円程度で、事業内容も異なるので単純に比較することはできません。

日本ではどちらが流行るのか?

現在ではクラウドサインが有利です。それは日本国内で取引が完結する場合が多いので、クラウドサインで十分であるからです。しかし、もし仮に海外との取引が多い企業ならドキュサインを使うことが多くなるはずです。

ドキュサインの世界シェアは60%と言われています。潜在的な市場は250億ドルと言われていますから、ドキュサインの売上高はMAXでも200億ドル程度ではないかと思います(目安を提示するのは馬鹿らしいですが)。

日本だけでガラパゴス化するとクラウドサインが流行る。グローバルになるとドキュサインが流行る。正直、どうなるか分かりません。ドキュサインも日本語に対応しているので、こちらが流行ってもおかしくない状況であると思います。

決算情報

ドキュサイン

2019年の売上高 9.74億ドル。EPS-1.18 ドル

時価総額2020/08/08現在 376億ドル

弁護士ドットコム

2020年3月決算 売上高 41億円 EPS +12円

時価総額2020/08/08現在 2111億円

規模が違いすぎるのでよくわからない。

感想

米国株ばかり見ているので、ドキュサイン寄りに軍配をあげたくなる。しかし、日本だけで考えると、クラウドサインが流行るルートもまだ生き残っているように思える。弁護士ドットコムはサイトの運営の方が重要なので、そちらがどうなるのかを考えるべきだと思う。重要なのは「弁護士ドットコムのサイト」のはず。有料会員が減っているのは単純にダメ。

電子署名というテーマで投資するならドキュサイン一択だと思った。